ライブストリーミング

コロナの為、音楽家が仕方なく、苦肉の策でライブストリーミングを行ったりしてますが、録画したもので済んでしまうような内容なら、あまり意味ないと思います。芸能人の緊急記者会みたいに”今”じゃないとダメなものであれば人はくいつきます。いくらリアルタイムでやっていても、CDやDVDより音質も下がるわけで、音楽に観せる要素をあまり求めない人間からしたら残念ながら不必要なものと思いました。音楽家が稼ぎたい気持ちはわかりますが、クラシック音楽の場合は既存の曲を演奏するわけですから、さらに厳しいと思います。凄い美人ヴァイオリニストとか、超イケメンピアニストなら観たい気持ちにもなりますが、本来音楽って聴く為のもので、演奏家パフォーマーではないはずですから。

自分のトラック

Twitterにもこの話投稿しましたが、バンドマンなら担当楽器が何であろうと、自分のトラックは自分のスタジオで仕上げてくるスキルは必要だと思うんです。DAWで録音してコンプやEQで調整して自分のトラックを仕上げてファイルで転送するスキルがないとミュージシャンとしては通用しないと思うんですよ。ドラマーで自宅では無理と言うならエレドラ使うとか、スタジオにPCとマイク数本とオーディオインターフェイスなど自前の機材で録るとか、演奏だけでなく自分自身のサウンドをどうやってクオリティの高いレベルで録るかという視点から考えられないミュージシャンは淘汰されますよ。これはボーカリくストでも同様です。エレキギター、やエレキベース、キーボード奏者の方は常日頃からエフェクターやシンセサイザを駆使してるし、今PCと連動したソフトでサウンドメイキングをする場合も多いのでDAWの導入などはわけないと思いますが、ドラマーやボーカリスト、アコースティック楽器の方も今はPCやレコーディング、DAWのスキルが無ければ一緒に音楽を制作する場合の足かせになってしまいます。テレワークでファイル転送しながら音楽制作する場合はある程度のPCスキルが無ければ敬遠されますよ。クラシック音楽はこの限りではないと思いますが、昨今のDAWを中心にした音楽制作が前提なら楽器の演奏だけしてればいいとはならないと思います

音楽制作

‪お金は大好きだし、自分の音楽性がそのまま認められて売れたらそれはそれで嬉しいけど、どうやったら売れるかとか、売れてる音楽の研究をして寄せて行くとか全く興味無いです。仕事とお金に全く困ってない状況だからこそ自分自身の理想、芸術性の追求の為のみで音楽制作できるのです。売れたいのに売れないなら商業音楽としては失敗です。商品力が弱いということは大多数に受ける楽曲でなかったとか、マーケティングがよくなかったか、または何か他にも理由があるのかもしれません。もちろんアーティストのビジュアルも売り上げに大きく関係してくるでしょう。仮にある程度売れたとしても多額の制作費や宣伝広告費がかかって儲けが少ないとか、赤字だとしたら商業的には失敗という結果です。コロナ禍でミュージシャンの仕事が減って生活ができないとか、家族が養えないとかいうレベルで音楽と向き合ってる方々の音楽と私のような自己表現や芸術性や趣味性の追求で音楽をやってる人間では楽曲を作る意味が全く違うんです。音楽で食えないならやめて他の金儲けを考えた方がいいと思ってますから。酷な言い方ですが、そもそも音楽を生業にしようという発想そのものに無理があるんではないでしょうか?売れて儲かってる人には全く関係ない話でした。

アナログレコード制作2

皆さまこんにちは。先日、注文したアナログレコードが届きました。Cut&Recという業者に2枚注文しましたが、納品されたものをチェックしながら聴いていたら1枚に必ず針飛びする箇所が発覚し、業者に連絡したところ速やかに対応していただき良品を送ってもらって解決しました。私は今2020/5/17にアルバムタイトルPremière conclusionという作品を発表しましたが、新旧17曲でトータル72分の作品です。これではアナログLPレコード盤には当然収まりきれません。今回のアナログレコード盤は発売する予定はなく私の個人的なオーディオ用のソースにするつもりで頼んだので、オーディオ再生に特化した選曲でA面B面4曲ずつ8曲選びました。マスターがPCM16bit44.1khzのものをアナログ化する意味があるのかどうかわかりませんが、私としては自分自身の音楽作品をアナログレコードで聴く行為は何が何でも一度やってみたいと思っていたので実行に移したのです。結果は想像以上に満足度が高く、フルデジタルで制作したとは思えない暖かみ、味、歪、全て手に入れました。最高の自己満足でございます。

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アナログレコード制作依頼

こんにちは。しばらくの間音楽制作に没頭しておりましてブログは久しぶりになります。この場で宣伝して良いのかどうかよくわかりませんが、私の新旧17曲を配信することになりました。アルバムタイトルはPremière conclusionでございます。全編DTM作品ではありますが、2曲ほどプロのドラマーの方に叩いていだだきました。マスタリングについては勉強しながら自分のできる限りのことはやったつもりです。私自身がオーディオマニアの為、音圧は現代の作品としてはそれ程高くしませんでした。コンプレッサやマキシマイザで派手なデカい音にするとオーディオマニアの楽しみであるアンプでの心地よい増幅が味わえないように思ったからなんです。そして、オーディオマニアとしての個人的な楽しみとしてアナログレコード制作を依頼しました。依頼した業者の名前は了解を取ってないのであえて出しませんが、一枚からアナログレコードを作ってくれるということで試しに依頼しました。アナログマスタリングに関してはもうお任せです。DTMのデジタル作品をマスターにしてアナログレコードを作る意味があるのかという突っ込みには一切反論できませんが、やってみたいんです。で仕上げた曲を自分のチューニングしたオーディオシステムでアナログ盤とデジタルデータと比較したりする楽しみだけの為、いやもう一つアルバムアートはやはりCDでは味わえないものがありますから。届いたらまたレポートします。

オーディオマニアにとってライブ演奏とは

こんにちは。先ずはこれを申し上げたい。ロック&ポップボーカリストの方々、ライブ演奏でせめてサビの部分は安易にフェイクしたり勝手にその場でメロディライン変えないでほしい!JAZZ聴きに来てる気分とは違います。オーディオマニアからの一方的な意見ではありますが、ボーカリストの方にとっては毎回同じメロディラインで飽きるのかもしれませんが、フェイクしたところで効果的なものに遭遇したためしがありません。私のようなオーディオマニアはオーディエンスというよりは常にリスナーなんです。ましてサビの所で客にマイク向けるパフォーマンスほど落胆させられるものはありません。

生演奏が最高とも限らない

しばらくぶりです。オーディオファイルの立場からライブが命という方々に一言申し上げたいんです。ライブが命、生演奏最高という方に。先日定期的にライブ活動されているロックボーカリストの方と議論していて意見の相違がありました。音楽に携わっているからといって安易に生演奏こそが真の音楽体験と疑いもなく断言する方が多いのが気になります。このような方は歌手や楽器演奏者の中に大勢いますがオーディオというものに対する認識がとても低い。録音物、または打ち込みのシンセサイザやサンプリングを多用する電子音楽やスタジオで多重録音した音楽作品と生演奏を比較して生演奏には敵わないと。私は質の悪い生演奏などは聴くに値しないと考えます。歴史的名盤を高次元でバランスされたオーディオシステムで再生した場合などはライブでは得られない感動的なケースが多々あるということ。確かに素晴らしいライブ体験をして感動すると、普段スマホのイヤホンでしか音楽を聴かないような方々にすればライブハウスで目の当たりにする生演奏がイヤホンやミニコンボ等のオーディオ装置で聴くCDより容易に感動的なものに聴こえるのは当たり前です。クラシックの音楽会などでは100パーセントアコースティックな本物の音色を聴くことができる訳ですが、ロックなど電子楽器を多用する音楽は生演奏と言っても結局は電気を通したPAの音を聴いてる訳ですから。マイクで拾ってアンプで増幅してスピーカーで再生された音ですよ。歪も多いし、リスニング場所によって特性も大幅に変わりますし。私のようなオーディオファイルが聴きたい音は迫力とかデカイ音ではなくいい音なんです!ここまでは音質の問題について述べましたが、演奏についてはまたの機会に。